さて、今回は宅建に独学で合格するための勉強方法を再考してみる。
ちなみに、宅建合格に必要な勉強時間は、目安としておよそ平均で200~300時間と言われているそうだ。宅建を初めて勉強する人の場合は、平均500時間とのことだ。
(参考:宅建に独学で合格するための勉強方法・勉強時間について)
初めて、かつ、独学で宅建合格を目指すのなら、なおさら効率よく勉強しなければならない。
では、さっそくその勉強方法を考えていこうと思う。
今後の勉強法について
基本テキストは一通り読み終わることができた。なので、テキストと同じシリーズの一問一答式問題集「2022年版 宅建士 合格のトリセツ 頻出一問一答式過去問題集」を購入した。
ガンガン解いて、できなかった所はテキストで復習して…を繰り返していこうと思っていた。しかし、
思っていたより、理解できていなかった。
あんまりにもスカスカだったため、自分でもビックリした。
(その時の記事がコチラ:宅建 試験勉強 進捗 一問一答式 実践編①)
正直、この状態で問題をむやみに解いても、あまりに身につかないと思う。
というのも、このまま基本テキストをひたすら繰り返していても、肝心の試験問題を解く力や最低限押さえておくべきポイントなどが身につかないからだ。
また、反復学習が重要なのは重々承知している。そして、本来であれば問題集を解きつつ、足りない部分を基本テキストで確認して補うという、問題集・テキストを同時に開いて勉強するのが望ましいと僕は考えている。
このことに関しては、こちらでも述べている。
[参考:宅建合格のための問題集・参考書選び ③ (宅建士合格のトリセツ 頻出一問一答式過去問題集)]
基本テキスト・問題集ともに僕が購入したのはkindle版なので、もっとも効率がよさそうな勉強方法がこのシリーズに関しては使えない。
タブレットやスマホをもう1台持っていればできなくはない。しかし、両方とも持ち合わせていないし、何より荷物が増えるのは自分にとってあまり好ましくない。
では、どうするか?
勉強方法を細分化する
反復学習のルーチンを分解し、行きと帰りの通勤で分けて行うことにした。
説明すると、理想としている反復学習は主に
- 問題を解く
- できなかった部分・足りない部分をテキストで補う
上記の2つで成り立っている。
これを分解し、
①問題を解くパート
②テキストで確認するパート
この2つに分けて、行きと帰りの通勤でそれぞれに特化して行うことにした。
通常の反復学習よりは効率は劣るが、試験まであと4ヵ月もある。ここまで時間に余裕があれば、このシリーズだけでも2週くらいはできるのではないか。
これに過去問をプラスしてやればかなり盤石になるハズだ。
宅建に独学で合格するための勉強方法 まとめ
やり方は決まった。あとは実行に移すだけだ。
しかし、問題はどうやって2つのパートを行き・帰りの通勤中の勉強に振り分けるかだ。
ここで、“居眠り”が役に立つ。といっても、”寝る”という行為が役に立つのではなく、“通勤中、勉強していて or 勉強しようとして寝落ちした回数”が役に立つのだ。
というわけで、今まで書いてきた進捗の中で居眠りしていた回数を数えてみると、
行き:9回中5回
帰り:9回中4回
という結果になった。合算すると、通勤中の半分は惰眠を貪っていることになる。
寝すぎでは…?笑
よくこんなペースでテキスト読み終わったな!と思ったことだろう。実は通勤中以外にも、勤務時の休憩時間中や家で寝っ転がりながら見ていた。そのため、こんなペースでも何とかなったのだ。
みんな、スキマ時間は有効に使おう笑
さて、本題に戻ろう。
寝る可能性としては、行き・帰りどちらも変わらず。なので、
- 行き:テキストで確認するパート
- 帰り:問題を解くパート
にしようと思う。反対の方が寝落ちしなさそうで良いのでは?と思った人がいるかもしれない。
エビングハウスの忘却曲線
それには理由がある。「エビングハウスの忘却曲線」を知っているだろうか?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』忘却曲線 - Wikipedia
早い話が、「時間が経てば経つほど、人は覚えた事柄を忘れる」ということだ。当たり前である笑
しかし、普段からやっている業務の手順や使っている知識などは忘れない人がほとんどだろう。当然だと思う人も思い出してほしい。自分が初めて業務を行った時のことなどを。
大半の人が業務の手順を一部忘れていたり、覚えていないためマニュアルなどを見たり、先輩や上司に聞きながら作業したのではないだろうか?
今でこそできて当然の業務も、初めてやった時からの反復があるからこそ身についているのだ。
勉強だって同じだ。繰り返しやることで記憶が定着する。
逆に、1度やって全くやらない・日常でその知識を使ったりする機会がなければ?おそらく、大半の人が忘れてしまうだろう。
話が大分それてしまった。ちなみに、心理学者エビングハウスによると、1日後には約2/3は忘れてしまうらしい。
だから、朝に復習して記憶の定着を図る。そして、それをひたすら繰り返す。
ネックは睡魔だ。しかし、これに関してはページめくりや問題集とテキストの読み替え作業などで、朝スマホをいじることが多くなり、指や手を動かすことが必然的に増えるハズだ。なので、多少はマシになるのではないかと思っている。
あとは、実際にやってみるしかない。これがダメなら、別の方法を考えるだけだ。
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