はじめに
つい先日、薬剤師免許の登録変更を行う機会があった。
段取りの悪さもあり、意外に手間がかかってしまったので、今回はそれについて書こうと思う。
ちなみに、宅建合格を目指しているブログではあるが、前職は薬剤師をやっていた。
ゼロから独学で宅建取得をしようと思ったキッカケは、自己紹介のページに載せてある。
もし、気になったら少し覗いてみてほしい。
さて、本題の薬剤師免許の登録変更についてだが、余談などで前置きが長くなると思われる。
そのため、まとめだけ知りたい!という方はコチラをクリックしていただければ幸いである。
薬剤師免許の登録変更が必要になる場合は?
そもそも、なんで薬剤師免許の登録を変更することになったのか?
実は2月末に入籍したのだが、その際に本籍地を変更したからである。
入籍するにあたり、婚姻届に書く本籍地を奥さんの本籍地にした。
その理由としては、「今住んでいる所と、奥さんの実家が近いから」である。
というわけで、僕の本籍地が奥さんの本籍地に変わり、後日、薬剤師免許の登録を変更しなければならないことに気づいた。
ちなみに、薬剤師免許の登録変更をする必要があるケースとしては、
- 結婚などにより姓が変わった場合
- 結婚や転籍などにより、本籍地・国籍が変わった場合
- 性別などを変更する場合
が挙げられる。
ちなみに、変更日の翌日から起算して30日以内に手続きを行う必要がある。
薬剤師免許の申請手続き等について
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakuzaishi/menkyo.html
手続き・申請書提出の場所は、自分の住んでいる所の保健所で行う。
申請書は自分で印刷することもできるが、保健所でももらえる。
なので、必要なものを揃えてから保健所で申請手続きをしたほうが確実だ。
ちなみに、申請手続きが遅れた場合は、遅延理由書を出さないといけないハメに……。
変更が必要になった場合は、できるだけ早めに手続きをしよう。
薬剤師免許の登録変更 実例
ここからは、実際に自分が手続きした際の実例を紹介しながら見ていこうと思う。
冒頭でも書いたが、僕の段取りが悪かったため、変更手続きに3日もかかってしまった。
ちなみに、ちゃんと準備していれば1日で終わる手続きである。
もし、要点だけ確認したい!という方は、コチラをクリックしていただければOKだ。
では、僕の実例を紹介していこう。
変更手続き – 1日目 –
登録変更の手続きは、保健所で行うことを前日にチェック済みだ。
ついでに、かかる費用なども把握したのでOKだろう。
混むであろうと予測していたため、朝イチに行って済ませようと思い、早めに家を出ることにした。
そして、保健所に向かう途中で、とあることに気がついた。
「新しい本籍地の住所が分からん」
しかも、婚姻届を出したときに新しい住所地や本籍が記載された、受理証明書などを持参していなかった。
なので、その場で確認することができず、その日は無駄足に……(笑)
ちなみに、その日は友人と昼飯を食べに行く約束をしていた。
しかし、友人の方の予定が変わって、夕方ごろに飯を食べに行こう、ということになった。
一度、家に帰るつもりだったが、合流するためにまた家を出るのが面倒くさい。
家事も済ませてあったため、時間は十分に余っている。
ということで、近くのパチ屋で時間を潰すことにした。
その結果、5万負けた。
クソが……。
このような惨劇を繰り返さないためにも、明日はしっかり準備してから保健所に行こう……!
変更手続き – 2日目 –
5万負けた日の夜……。
受理証明書・薬剤師免許証の番号などを控え、カバンに詰め込んで準備万端だ!
それに加え、収入印紙が¥3,750分必要だったが、それは保健所に向かう途中で購入することにした。
そして翌日、収入印紙¥3,750分を購入し、いよいよ保健所に到着。
平日ということもあって空いており、手続きに時間はかからなさそうだった。
「薬剤師免許の登録変更をお願いしたいんですけど……。」
すると、各種免許などの申請に関わる部署の女性の方が対応してくれた。
そして、開口一番に
「薬剤師免許証の原本はお持ちですか?」
と聞かれた。
どうやら、薬剤師免許証の番号だけではダメみたいだ。
原本は家だよ……。
さらに、
「あと、戸籍謄本も必要ですね」
と言われた。
準備とは……。
というわけで、また出直すことになった。
このとき、変更手続きに必要なものが記載されたリストをもらった。
保健所を後にし、戸籍謄本を準備することになった。
戸籍謄本は自治体にもよるが、コンビニでマイナンバーカードを使用して取得できる。
しかし、この日僕はマイナンバーカードを持参していなかったため、役所まで取りに行かなければならなかった。
ということで、この日は戸籍謄本を手に入れるだけで1日が終わった……。
変更手続き – 3日目 –
薬剤師免許証の原本・収入印紙¥3,750分・戸籍謄本を揃え、再度、保健所へ……。
「薬剤師免許の登録変更ですねー。」
前日、対応してくれた女性が出てきた。
やや、笑っている感じがする。
すまんな、こんな手際の悪い奴で(笑)
そして、ようやく変更手続き開始だ。
まず、下記の薬剤師名簿訂正申請書と薬剤師免許証書換交付書に、女性の指示通り記入する。
次に、収入印紙を薬剤師名簿訂正申請書に¥1,000分、薬剤師免許証書換交付書に¥2,750分貼る。
あとは、薬剤師免許証の原本・戸籍謄本、先ほど記入した2枚の申請書を提出して完了だ。
訂正後の新しい免許証の原本ができるまで、通常は約3ヵ月くらいかかるらしい。
しかし、3月などは新しく薬剤師免許の申請なども重なるため、今回は半年くらいかかるとのことだった。
できたらハガキが届くので、そのハガキと身分証明書を持参して保健所で受け取ればOKだ。
なんにせよ、無事に終わってよかった~!!
薬剤師免許の登録変更 まとめ
では、薬剤師免許の登録変更のまとめになる。
変更手続きに必ず保健所に持参するものは、
- 薬剤師免許証の原本
- 戸籍謄本
- 収入印紙 (¥3,750分)
の3点になる。
申請書2通(薬剤師名簿訂正申請書・薬剤師免許証書換交付書)は、保健所でもらう以外にも、厚生労働省のHPからダウンロードして、自宅などで作成できる。
厚生労働省 – 薬剤師免許の申請手続き等について –
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakuzaishi/menkyo.html
個人的には、保健所に行ったときに申請書をもらい記入・収入印紙を貼った方がミスが少なく、確実だと思う。
次に、各種持参物の補足である。
まず、薬剤師免許の原本について。
これは、変更手続きの申請時に提出する必要があるので、必ず原本を持っていくこと!
僕のように免許証の番号を控えるだけではダメだ。
戸籍謄本は役所でもらう、もしくは、マイナンバーカードを利用してコンビニで発行する、というのがメジャーなやり方だろう。
上記のやり方以外にも方法があるそうなので、詳しくは下記ページから確認していただけると幸いである。
【解説】 戸籍謄本の4つの取り方・取り寄せ方法
https://www.hankoya.com/yakusho/koseki.html
最後は収入印紙について。
収入印紙は郵便局で、現金でのみ購入できる。
書換交付申請書用に¥2,750、名簿訂正申請書用に¥1,000で合計¥3,750分の収入印紙を購入すればよい。
以上が変更手続きのまとめになる。
もし、不明点がある場合は、住所地を管轄する保健所に問い合わせしていただくことをおススメする。
本籍地変更時の保険薬剤師の登録変更は?
ちなみに、本籍が変わったとき、保険薬剤師の登録変更も必要なのだろうか?
ネットで調べても分からなかった。
なので、厚生局のお問い合わせフォーラムから直接聞いてみた。
後日、下記のように返答があった。
「登録されている住所が変わっていなければ、変更の手続きは不要です。」
とのことだった。
住所が変わらず、本籍地だけが変更になった場合、保険薬剤師の登録は変更しなくて良いみたいだ。
本籍地変更時の登録販売者の登録変更は?
最後は、登録販売者の登録変更についてだ。
薬剤師免許の登録変更ついでに、妻の登録販売者の登録変更を代理で行う機会があった。
なので、参考に書いておこうと思う。
登録販売者の登録変更に必要なものは、
- 登録販売者の登録証原本
- 戸籍謄本
- 収入証紙 ¥2,500分
それと、代理で行う場合は、変更を行う本人の免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書も必要だ。
ただし、住所地が代理人と同じであることが条件だった。
注意してほしいのが、収入印紙ではなく、収入証紙を購入するところだ。
ちなみに、収入証紙は銀行やイオンモールなどの大型商業施設で購入できるそうだ。
また、その他の購入場所については、下記を参照していただけると幸いだ。
収入印紙はどこで買える?購入できる場所や買い方、購入時の注意点を解説!
https://www.gmosign.com/media/work-style/post-0200/
ちなみに、僕は保健所内で収入証紙を購入した。
最後に、新しくできあがった登録証の受け取りについてだ。
薬剤師免許と同じように、できたらハガキが届くので、それを持って保健所で受け取ればよい。
このとき、代理人が受け取る場合は、代理人 の身分証明書だけでよい、とのことだった。
説明は以上になる。
もし、不明点がある場合は、住所地を管轄する保健所に問い合わせしていただくといいだろう。
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